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さて自習とはいったい何なのか(最終回)

  • 執筆者の写真: 寺子屋リンクス
    寺子屋リンクス
  • 6月27日
  • 読了時間: 3分

🐺この記事は、寺子屋塾生の保護者様宛に配信した文章をブログ用にリライトしたものです。


寺子屋では、レギュラー通塾日以外の積極的な自習室利用を勧めています。この「自習」という行為の意義や考え方について、振り返ればこれまで十分には共有する機会がありませんでした。


そのため寺子屋と塾生/保護者との間で自習に対する認識のズレがあるという懸念もあり、中学の期末テストを前に、まずはこの場を借りて保護者様に共有させていただきたく存じます。


かなりの文量がありますので、以下の4つの順に分けてご説明いたします。また文中のキーワードは中学生を意識したものが多いですが、全体としては小学生にもそっくりそのまま当てはまる内容です。どうかお暇がある際に少しずつお読み進めいただければ幸いです。


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今回のトピック

(4)いつから自習を始めるか👈

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(4)いつから自習を始めるべきか


これに関しては「すぐに来い。早くから来い」が結論です。


私が自習を強く呼びかけると、テスト前日かせいぜい2日前くらいに一度だけ駆け込み乗車のように生徒が雪崩れ込み、自習室から人数が溢れてレギュラー生の座席を圧迫するという現象がよく起こります。


しかもそういう塾生らに限って、レギュラー指導中に「今質問いいですか」と立て続けに話しかけてくることが多いです。まったくもって遅い。遅すぎます。そしてちょっと迷惑です。質問ならもっと前々から持ってこれたでしょうに。


そもそもテストの結果は、テスト直前の追い込みで決まるのではありません。テストからさかのぼること何週間も前からの、日頃の地道な習慣の積み重ねで決まります。そして再三申し上げているとおり、学力はその子の精神性や心のあり方に大きく影響されます。テスト前のたった1回だけ言われて渋々ポッと出で短時間の自習をしたところで、そんな簡単にテストの結果が変わることはないのです。


勉強におけるメンタルマネジメントの重要性を理解し、自分は自分の心を自律的に制御できるほど技量も覚悟もないこと、その技術を習得するためには時間と試行回数が必要である事実を受け止め、それでも良い方向へと自分を変えたいと心から望むのであれば、テスト直前だけ慌てて駆け込むのではなく、普段から定期的に自習室を利用するべきであるとすぐ分かるはずです。


また、入塾当初に思い描いていた理想の成果を引き寄せるためには、お金と契約で縛られた義務的な学習時間をただ漠然と消化することよりも、塾生自身の能動的な意思決定が試される自習やミッションの振る舞い方を注視していく方が、よほど重要であるということも。


期末テストのことを真面目に考えるなら、もう今日からスタートするくらいがちょうどいいです。「常時監視(=契約時間)」「監視フリー(=ミッション)」との中間の程よい緊張感に身を置き、自分の行動を自律制御するための訓練を、今日から少しずつ積んでいきましょう。


ここまでの長文をお読みいただき、ありがとうございました。



寺子屋リンクス 松村


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