STOP!「なんちゃって英語」プロジェクト その2



寺子屋リンクスでは、今夏から小学英語基礎コース「英語のエレメンタル」を開講します。「絶対に英語を苦手にさせない!」という強い意思のもと、昨年の冬から着々と教材の製作を進めてきました。


この記事は、教科としての英語の作法を子どもにきちんと身につけさせたい保護者の方へ向けて執筆しました。また、現在英会話教室に通っている子の保護者の方もこの機会にぜひお読みいただき、今後の参考にして下さい。


さて、今年度の小学5年生から、「英語」が教科として正式にスタートしました。およそ4ヶ月経ちましたが、お子さんの感想はいかがでしょうか?ちょっとインタビューしてみて下さい。もしかして、こんな報告が上がってきてはいないでしょうか。


・単語の発音が覚えられないまま、どんどんページが進んでいく

・とりあえずお手本を真似してしゃべっているけど、正直よく分かってない

・ALTの先生が来てくれるけど、何言ってるのかよく分からない

・よく分からないままなんとなく単語を読んで、なんとなく表現を真似してみて、なんとなくお手本を書いて写す、のくり返し――など。


色々と難航している小学英語の現場ですが、ここで学校の先生を責めることはできません。なぜなら、教科書のボリュームに対して与えられた時間が少なすぎるからです。どうしても定着を置き去りにして駆け足にならざるを得ないのも分かります。


しかし、本当の問題点はそこではなく、小学校の英語と中学以降の英語がまったく連動していないという、そもそものカリキュラム構成が問題であると個人的には思っています。私が見たところでは、小学校の英語の教科書は「とにかく英語の音に慣れる」ということを目的にしているように感じられます。たとえば5年生の初っぱなのレッスンから"What sport do you like?" "How many CDs do you have?"という、英語初学者が扱うにはかなり高度な疑問文をさらりとぶち込んでくるくらいですから、「細かいことはともかくセットフレーズを真似しながら身体で英語を感じ取ってね!」とでも言いたげな雰囲気がプンプンしてきます。


これが中1の教科書になると、まず小学校の単語を習得していることを前提(この時点で無理がある)に、それまでの雰囲気重視のフィーリング英語から文法重視の論理英語へと急に方向性を転換します。1学期のレッスンから「be動詞の文」「一般動詞の文」「不定詞(to+動詞の原形)の文」「動名詞(動詞+ing)の文」「助動詞(can)の文」など、従来の教科書では中1の冬から中2の中頃にかけて学習していた文法事項が、一気にてんこ盛りで雪崩のように登場し、しかも今まで意識をしてこなかった文法ルールに基づいた英作文が突然始まるわけですから、それまでなんとな~くだましだまし乗り切ってきた英語慣れしていない子どもたちが、中1の1学期からバタバタと脱落していきます。むろんそうならないように、中学の英語の先生もかなり苦心して授業を組み立てているはずですが・・・


なら最初から文法やれよ


って思いませんか?ところがどっこい、小学英語の教科書には、文法という概念が決定的に欠落しています。文法のブの字のかけらも見当たらないほどに、それらの要素が教科書からキレイに排除されているのです。


この現象の根幹には「文法ばかりやっているから英語ができないのだ」とか「とにかく英語を聞いたり話したりする経験を積んだ方が身につく」という世論的な背景があるのかもしれません。これらの考えのもっと根本を探れば、高校の定期考査や大学受験の際に、「文法問題」なるものを暗記同然にひらすらやらされた嫌な記憶を多くの大人が抱えており、それで必要以上に文法というキーワードに拒否反応を示している世相が影響して、今のカリキュラムの土台になったのかもしれません。


しかし、そのようなことはあくまで大学受験や高校サイドの問題ですし、そもそも文法と話す力・聞く力・それに読む力と書く力(いわゆる四技能と呼ばれるもの)は互いに連関し合っており、どれも明確な線引きをして切り分けることができない要素です。英語の文法学習を排除してよい理由には全くならないのではないでしょうか。


文法とは平たく言えば、「英文を組み立てるためのルール」のこと。私は英語を指導している立場だからこそ強く実感しているのですが、日本語と英語は互いに真逆の文法体系を持った、まるで水と油のような関係にある言語です。主語と述語の位置、修飾語と被修飾語の位置、語順という語順すべてが日本語とは異なります。フランス語やドイツ語のように、もともと英語と近しい文法体系を母語に持つ人々が、第二言語として英語を学ぶのとはわけが違うのです。


いったい感覚レベルで英語とかけ離れた言語の染みついた日本人が、どうやって感覚レベルでフワッと英語を操れるようになるというのでしょうか?無意識のレベルでそりの合わない言語を母語とする日本人だからこそ、英語の事始めには明確なルールを設け、そのルールにもとづいた客観的な英語の扱い方を学ぶのが、王道の学習法ではないでしょうか。


そんなわけで、「中学英語への完全な接続」を実現するため、進学後に困らないだけの文法と重要単語を盛り込み、学校の教科書とはまったく別路線で一からテキストを製作したのが、本講座「英語のエレメンタル」です。英語初心者に必要な英語の理論を学び、初歩の初歩から少しずつステップアップ形式で英語の組み立て方を訓練していく中で、自然と発話の力も身についていきます。


(主な学習内容)

・アルファベットのつづりと発音の関係

・日本語と英語の語順のルールの違い

・be動詞と一般動詞のしくみの違い

・三人称単数主語の識別と組み立てのルール

・助動詞とは何か?その扱い方のルール

・命令文のルール

・過去形の作り方のルール

・不定詞(to+動詞の原形)が果たす役割とその組み立てのルール


このような内容を網羅することで、最終的に現行教科書における中1の2学期あたりまでの文法内容をカバーしました。英語を苦手教科にしたくない子、英会話教室に通ってはいるものの文法力に不安のある子、すべての小学生に自信をもってお勧めします。


放っておくとひらめきやフィーリングなどといったギャンブル的な取り組みに陥りやすい英語学習。そこに理論という明確な枠組みを与えることで、「なぜそのような表現が答えなのか」「自分の解答の何が間違っているのか」ということを客観的な視点で分析できる力が身につき、今後のお子様の英語学習に必ずプラスになるものと自負しています。


ぜひ、おためしレッスン(下記)にもご参加いただき、その入口を体験してみて下さい。わけも分からず単語を並べたり、覚えたセットフレーズを連発するだけの、私たちが経験してきた「なんちゃって英語」の負の連鎖を、今こそ終わらせにかかりましょう!



◆◇◆


「英語のエレメンタル」おためし体験レッスンについて


◆開催期日

1回目 7月9日(土)10:30-11:30

2回目 7月13日(水)17:00-18:00

(どちらも内容は同じです。ご都合のよろしい日程をお選び下さい)


◆対象

小5・小6

保護者の方も一緒に参加OKです。


◆参加費

なし


◆講義内容(予定)

・コース紹介

・第1講「ローマ字から英語へ(1)」

・英語と日本語の語順の違いについて

・実際に英語を組み立てて話してみよう


◆定員

各日程10名ずつ


◆「英語のエレメンタル」について

絶対に英語を苦手にさせない!小学生のための「英語虎の巻」、ここに開講!


 本講座の目指すところは、中学英語へ完全な形で接続すること、この一点に尽きます。

 英語で小学校を"elementary school"といいます。このelementaryには「初等の・基本の」という意味があります。また"elementals"という単語は、物事を構成する「要素・元素」を意味します。古代から中世にかけての西欧の価値観においては、世界を構成する火・水・大気・土からなる四大元素を表す言葉でもありました。

 表題の「英語のエレメンタル」は、小学生(elementary school students)が、英語の基本要素(elementals)を、初歩的な(elementary)内容からじっくり学んでほしいという願いを込めて名付けました。


◆対象学年

小5・小6


◆期間

夏休み中:毎週月曜・木曜10:30-12:00

9月以降:毎週月曜16:30-18:10


◆受講料

小学部の料金表にしたがいます。料金表は小学部のご案内ページからダウンロードできます。


◆講座の全体像

 テーマ別に全4章構成になっています。夏休み中は第1章を集中的に学び、9月からは第2章に入っていきます。


💎第1章「地のエレメンタル」

 アルファベットと発音の規則性、品詞の知識、日本語と英語の語順の違いなどについて学び、今後長く英語を学習していくために必要な地固めを行います。

💧第2章「水のエレメンタル」

 全ての英語表現の骨格となるbe動詞や一般動詞を使った基本的な英文を、語順のルールにもとづいて組み立てる練習をします。

🍃第3章「風のエレメンタル」

 「いつ」「どこ」「誰」「何」などといった、いわゆる"5W1H"の質問のしかたと、それに対する受け答えのしかたを訓練します。

🔥第4章「火のエレメンタル」

 第1章から第3章までの基本的な英作文スキルをもとに、英語の「引き算」である命令文、「足し算」であるcanやwant to~などの発展的表現を学びます。


 より詳しいカリキュラムの情報をご覧になりたい方向けに、以下から単元表をダウンロードできます。

英語のエレメンタル単元表
.pdf
Download PDF • 243KB

◆使用教材

「英語のエレメンタル 教本」

&「ミッションブック」


 塾長が昼夜を分かたず製作した、寺子屋リンクス完全オリジナル教材です。

 「習うより慣れろ」方式で初手から複雑なフレーズが登場するため、かえって混乱を招きやすい小学校の英語教科書。本書はそれとは真逆のスタンスに立ち、英語のしくみを基礎の基礎まで徹底的にほぐして解説しているため、はじめの一歩として最適です。

 『教本』では日本語と英語の語順の違いを特に重視し、英語の組み立て方を「ルール」として筋道立てて学んでいくため、英語が初めての子でも無理なくステップアップしていける設計になっています。会話の瞬発力を高める訓練も随所に入れており、本講座を通じて中学以降の英語学習に必要な土台を十分に固めることが可能です。

 別冊の『ミッションブック』は、次回の講義までにおうちで取り組んでもらう復習用教材です。中学までに身につけておくべき「ルール」の定着を目的としていますので、授業で扱った基本パターンの繰り返しに徹し、奇問や難問は収録していません。


◆◇◆


 ここまでお読みいただき、ありがとうございました。「おためし体験レッスン」参加のお申込は、以下の3種類の方法から受付しております。お好きな方法をお選び下さい。


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