小学英語講義レポート(2025/9/22)
- 寺子屋リンクス

- 9月26日
- 読了時間: 3分
寺子屋リンクスでは、小学校からの計画的な英語学習に全力を挙げています。
夏休みの講習企画「フォニックス基礎」に続き、9月から継続受講生向けに「中学へのパーフェクトブリッジ英語 "アドバンスコース"」が開講しました。


今回のテーマは「数字の表し方」。1~30までの数字の暗唱、冠詞のa/anについて、単数形と複数形についての学習でした。


「冠詞とか複数形のsとか、なくても伝わるんだから細かいこと気にしなくてもダイジョーブ!😙」
.......という意見も当然あると思います。それはある面においては完全同意です。私も英検の面接指導を行うときは、「冠詞や前置詞などの細かい単語は気にするな!」と助言をしますから。
でも、それはbrokenな(砕けた)英会話コミュニケーションにおいての話。これがいざ学校の"教科"としての英語に臨む場合、この辺の意識づけが為されていないと、中高のテストにおいては細かい減点が永久につきまとうことになります。
それはまるで毒によるスリップダメージのよう。毎度毎度、一定の割合でじわじわ点数が消耗していきます。しかも意識の問題は自然治癒することはないので、その毒は大事な入試や英検のライティングにも響きます。後から直すのは大変。だったら初期の段階できっちり仕込んでおいた方がよい。
英語には日本語に存在しないルールがたくさんあり、最初はとても頭を使うので大変です。しかし、母語にはないルールがあるということは、感覚では超えられない厚い壁があるということ。特に日本語と英語は世界の中でも最も縁が遠く、習得までの所要時間が最も長い言語同士です。
そんな言語を「ふんわりと感覚で」習得しようとすると結果的に遠回りになるので、学び始めの段階では基本的な文法ルールを学び、そこからアウトプットを増やしていくことで徐々に感覚レベルに落とし込んでいくのが、結果的に近道ではないかと私は考えます。
でもやっぱり、最終的にいちばん大事になるのは、「アウトプットの量」と「発音」。いくら文法学習や単語の詰め込みでインプットを増やしても、自分で考え、自分の口から発信する場数を踏まなければ、英語は絶対に身につかない。
.......って、ダルビッシュがyoutubeで言ってました。私も同意見です。指導者としてはその辺のインプットとアウトプットのさじ加減を整えるのが大事なのであって、一方を否定してもう一方だけを過度に推すようなバランスを欠いた指導は避けなければならないと思います。
寺子屋リンクス 松村
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