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真・テスト反省会

  • 執筆者の写真: 寺子屋リンクス
    寺子屋リンクス
  • 7月1日
  • 読了時間: 4分

もう7月、夏休みも目前ですね。この記事が公開される頃には、中学校では期末テストの結果が出揃っているのでしょう。さて、テストの答案が返却された後、ちゃんと振り返って反省できている子は、実際どれだけいるでしょう?


――ええそりゃあもう、ウチの家庭の教育方針として、必ず子ども自身にテストの結果から反省点を考えさせるようにしているんザマスよ!👄👓✨


なるほど、確かに反省することは大切です。仮に子どもにテストの反省を述べさせているとして、実のところ


「□□は良かったけど△△はダメだった」


などと単にマルバツの結果を復唱するだけだったり、


「勉強量が足りなかった。次からもっと勉強量を増やす」


といった、本質を分かっているんだか分かってないんだか怪しい、ありきたりの定型句で終わっていたりするというのが大方のパターンじゃないでしょうか。


あるいは校内順位のように分かりやすい指標の上下にただ一喜一憂して、親は殺気立ち、それに対して子どもは耳がパタンと閉じ、反省らしい反省なんて一切したことがないというのが一般的なのかもしれません。


何を為すにも反省と改善を行うことは大切です。


趣味の活動を極めたいときも、スポーツで実力を高めたいときも、ビジネスの場においてもそれは同じです。たまたまウチは勉強を商品として提供しているから勉強勉強と強調しているに過ぎないだけで、反省と改善自体はスキルアップを図る上ではジャンルを問わず必要な過程であるという考えに、誰も異論はないでしょう。


だからこれまでもテスト終了後には反省会を必ず行い、塾生1人1人とじっくり膝をつき合わせてきました。これはこれで一定の成長効果を期待できるものでしたが、このたび反省会の内容を学力の本質にさらに踏み込んでアップデートすることにしました。


そこで新たに登場したのが、「成長力指数(MPI: Maturity Potential Index)」という指標です。塾生の精神の成長度合いを定量化して数値で示したものです。私が勝手に設計し、勝手に命名しました。



成長という日本語にどのような英単語を当てるか、最初はいろいろ悩みましたが、最終的にmaturityが私のイメージする「成長」にしっくりくると思いました。maturityは「成熟、円熟」とも訳され、心身が成熟しきって完成の域に達した状態を表します。


基本的に学力というのは当人の精神性に大きく左右されるもので、心の状態の改善が学力の改善と密接に相関している、というのが私の持論です(一部例外はありますが)。


学力を改善したければ、まず勉強に対してマイナスに働いている心の状態を改善しない限り、いくら塾という"ハコ"に強制的に入れて勉強のポーズを取らせたとしても、目ぼしい効果は見られません。その場しのぎの問答や同じような説教を延々と繰り返し、変化のない通塾生活を送ることになります。


そのため、「何をどのように勉強するか(what/how DO?)」に重点を置いた従来の反省会から、「なぜ寺子屋に通い、どのような心で勉強と向き合うか(why/how THINK?)」に重点を移した反省会へと舵を切ったわけです。


このMPI値を活用した新しいタイプの反省会は、運用開始してまだ数日ではありますが、既に手応えを感じています。成績が伸び悩んでいる生徒のMPI値は総じて低く、レーダーチャートの形も歪んでいます。一方で成績が良い生徒は全体的にMPI値が高く、レーダーチャートの形もバランス良くまとまっています。心の問題と学力が結びついている根拠としてはまずまず有力な判断材料です。


これにより、これまで言語化することが難しく、言語化したとしても説教くさくなりがちだった塾生自身の心や習慣の問題について、問題点や改善案をデータをもとに明快に示すことができそうです。来週からは三者面談ウィークが始まるので、このテスト反省会用紙を面談の材料にも活用していきます。


自分の弱い心と向き合い、きちんとテストの結果の反省ができるようになりたい中学生は、ぜひ寺子屋リンクスへ来てくださいね。(*現在は中1のみ募集中です)


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。👋🐺



寺子屋リンクス 松村


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