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当塾の合格実績はこちら!👇

  • 執筆者の写真: 寺子屋リンクス
    寺子屋リンクス
  • 6月13日
  • 読了時間: 4分

なんてものを窓に貼り出したり、ウェブサイトにドーンと載っけたりすることは学習塾における一種の様式美で、どこの塾もだいたいそんな感じのことをしている。ウチはそれをしていないし、今後もやる気が全くない。


あらやだ、やる気ないなんて言ったら某スイッチの塾からお叱りを受けちゃう。


――で、合格実績をことさら押し出さない理由はいくつかあるけれど、何より私の美意識に反する。この寺子屋リンクスという存在をデザインするにあたって、私は随所に偏屈...... いや、ここでは美学と言っておくべきか。そういうこだわりを持っている。たとえば、次のような感じだ。


「ポスティングのチラシは必ず透明袋に入れる(必ず美しい状態で手に取っていただくため/俺の仕事を他のゴミと同列に扱われちゃ困る)」


「仕事着はスーツでも普段着でもなく、ちゃんとユニフォームを用意する(たとえ形から入ったとしても仕事に誇りを持てるように)」


「 "夏期講習", "冬期講習" のような凡庸なネーミングは絶対使わない(そもそも講習って何だよ)」


このちょっと偏屈......じゃなかった、美的こだわりの中に、


「合格実績は聞かれたときだけ答える」


という条項が、たぶん個人的なこだわりベスト3には入るくらいにはランクインしている。


そりゃあウチだって、この近隣の高校なら高専から進学校、実業校まで割とどこにでも送り出しているし、なんなら国公立大学に入るまで見届けたこともある。あるのだが、所詮は小さな教室での少人数の実績だから、そんな少ない分母でいくらよそと並んで声張ってアピールしたところで、ハコの大きな塾には単純な物量の面で勝てっこない。喋るだけ分が悪いというものである。


それに、ウチの教室で私を信じて通い続け、私の鬼コーチングにもまれながらも辛抱強く勉強を続けた塾生が自分の意思で選んだ進路であれば、正直どこだっていい。進学先が高専だろうが八高だろうが、商業だろうが水産だろうが、あるいは大学だろうが専門学校だろうが就職だろうが、だ。


寺子屋の目的は、どこに進んでもしっかり学業を修め、さらにその先の進路も自らの意思と実力でつかみ取れるよう、心と習慣を鍛えること。ならば合格実績を並べる必要も特にはあるまい。


もちろん、塾生が狭き門を突破するため努力して勝ち取った合格は、この上なく喜ばしいし輝かしい。かといってここで高専や進学校の名前だけをこれ見よがしに並べ立て、一方で実業校や私立校の名前は引っ込めるようなら、それこそ私個人の美学に反する。


自由の定義は一概に決められるものではないけれど、自由であることの重要な柱のひとつに「自分の意思と責任をもって人生の選択ができること」は入ると思っている。それが自分の意思と責任の伴わない "選ばされたもの" であるならば、その人の人生は不自由なものになるだろうし、反対に自分の明確な意思と確固たる責任によって "選んだもの" であれば、たとえその先に試練が待ち受けようと、人生は自由になるといえるんじゃないだろうか。


自分の意思と責任を持って物事を判断できるようになるためには、世の中を客観的に見るだけのある程度の知識と、根拠をもって結論を導く訓練がどうしても必要になる。中卒で自由に生きているように見えるyoutuberだって、そうなるためには水面下でたくさん勉強をしたはずだ。だから「勉強なんてしなくても幸せにはなれる」なんて意見には同意できないよバ~カ。


今しかできないことを、今やれるうちにやっておこう。学生というのは、生活時間の多くを勉強に費やすことができる、人生の中でも数少ないとても貴重な期間なのだから。やれる限りの勉強をたくさんして、根拠を持って考える経験をう~んと積んだら、あとはどこにだって好きに行けばいい。



寺子屋リンクス 松村


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