「うわっ...、私の内定早すぎ...?」
- 寺子屋リンクス
- 6月7日
- 読了時間: 3分
現代の新卒の就活ってこんな早いんだったっけ.......と驚きを隠せない昭和の人間🐺である。いやいや昭和の末期だから。ぎりぎり平成に足突っ込んでるのでセーフセーフ。
それはそうと、4月に就活のエントリーシートの添削指導をしていた教え子が、早々に内定を勝ち取ったと報告をくれた。彼(とその弟)は私が家庭教師専業として独立した当初からの長い付き合いの教え子で、小学生から高校卒業まで7年。その後進学で県外へ出たあとも、季節ごとの帰省のたびに毎回教室にお土産を持ってきてくれるから、かれこれ10年以上の付き合いになるだろうか。
そんな彼も今年はいよいよ就職活動だというので、春の帰省で教室に遊びに来た際、私が一肌脱ぐ流れになったわけだ。添削はLINEでのやりとりで行った。
彼はコミュ力お化けで面接はそれほど心配ない反面、文作能力については割と壊滅的なタイプ。私とはまったく正反対のスキル構成である。長年の付き合いということもあり、妥協と遠慮は一切なしでダメ出し修正と企業リサーチの指示を繰り返した。
こういう書類にはたいてい字数の制限がつきまとうが、たとえば300字の枠組みに対して、最初から300字分の内容を書き上げようとしてはいけない。最初は字数を気にしなくていいから、とにかく中身の濃い充実した文章を完成させる。その中から特に輝いている内容だけを残し、その他の凡庸なものを思い切ってカットして編集をすることで、最終的に枠に収めるのだ。
基本的に文章をひねり出すのは本人の仕事だが、内容の厳選と最後の字数調整は私が行う。私自身の編集に加え、AIも補助的に活用した。初稿の提出からテイク4までを要した彼の文章は、完成品の一歩手前までは1000文字を超える量まで膨れ上がったが、最終的に300字以内に収めた。
最初は「おべんちゃら」の域を脱し得ない中身スカスカだった文章も、最後には私自身も胸を張って送り出せるような、誰に読ませても恥ずかしくないエントリシートが完成したと思う。その甲斐あってか、内定報告を受けたときは、
「🐺ま、こんなもんかな👏(ニヤリ)」
と喜んだものだ。(↑私の性格的には絶対ガッツポーズしたりはしない)
塾生が寺子屋を卒業したら、基本的にはそれきっきりの付き合いだ。普通はそういうものだし、別にそれを寂しいだなんて思ったりはしない。いつか彼らが成長したときに、私が言った言葉の中から何かひとつでも「あのときの言葉はそういうことだったのか」と思い出してくれるものがあったなら、それで私の役目は十分果たしたと思う。
その一方で、中にはこうして社会人になってもずっと付き合いのある教え子も何人かいる。これもまた嬉しい。先日は就職して間もない別の教え子に誘われ、野辺地まで遠征して焼き肉をした。そのうち一緒に酒を呑める日も来るだろうか。楽しみだ。
寺子屋リンクス 松村
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