時差の計算に関する質問を受けるときによく出てくるのが、「公式を教わったけど・・・」という言葉です。
中学段階で学ぶ内容は、教科を問わず公式というのは"ある"ようで実は"ない"ケースがほとんど。本当に公式に機械的に代入しなければならない場面はごくごく限られています。
時差の計算も、公式というものは本来不要で、その考え方の根本をたどれば、小学4年生の算数で学ぶ360度の角度計算がもとになっています。あとは地球の自転の方向に関する少しばかりの理科の知識との融合です。私は時差の計算を教える際、写真のように"地球を真上から見た図"を書くように指示をしています。
中学の勉強において公式が必要な場面を挙げるなら、「二次方程式の解の公式」「三平方の定理」あと「オームの法則」くらいではないかと思います。
それ以外は単なる小学算数を利用した問題だったり、図を書けば解決できる問題が多いので、本当はそういう力を小学・中学の間にうーんと鍛えておきたいのです。
高校になれば嫌でも公式に頼らざるを得ない場面が増えますが、その時期が来るまでは、安易に"公式"という言葉を持ち出さないように心がけたいところです。
寺子屋リンクス 松村
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