【国語】 論説文読解訓練
(題材:日高敏隆「なぜ飼い犬に手をかまれるのか」)
今年度の受験対策道場では、国語と社会をメイン教科に扱っています(サブ教科に数学・英語)。 5教科の中で、国語は教えるのも学ぶこともいちばん難しい教科です。 ただの日本語なのにどうして?と思われるかもしれませんが、国語はただ日本語の読み書きの能力を求められるだけの教科ではありません。 ことに今回のような論説文では「筆者の話の論理構造をトレースする(なぞる)力」が求められます。あるいは別の側面で、情報検索能力も求められます。 このへんのニュアンスは言語化して端的に語るのが難しいのですが、要するになんとなく読書する感覚で文を読んでも上手くいかないよ、ということです。 漠然とできると思い込んでいる「読む」という無意識の行為の常識を疑い、意識的に文章をさばく能力を求められる国語は、普段の読書とは明らかに違う文の取り扱い方が必要で、読書量と国語の成績が比例しません。 また、他の教科ならば単純に演習量を増やすことである程度は伸びが期待できる面がありますが、国語にはそれが通用しません。多読は読む体力をつけるという点においては大いに推したいのですが、それだけでは国語の点数につながらないのが難しいところです。むしろ変な読み方を繰り返せば繰り返すほど変な癖が悪化しかねないので、闇雲に問題量をこなさせることもちょっと考えものです。 まあそんなわけで、今年の受験生には変な読みの傾向が特に強いとみられたため、「国語の文章の"解体"のしかた」を徹底的に仕込んでいます。魚の三枚おろしに一定の練習が必要なように、国語の読解も文章を切って構造分解する"解体"スキルを練習して身につけてもらうのです。あいにく私は魚の三枚おろしはできませんが、国語の文章ならそれなりには教えられますので。 本当なら受験生だけでなく全ての塾生にこれを仕込みたい気持ちはあるのですが、なにぶん身体が1つしかなくマンパワーが全然足りないため、いったいいつの話になるのやら。もっと稼いで講師を雇えるくらいにならないと、これ以上の一斉講義を増やすのは難しいです。 だもんでエブリバディ!体験カモン!!🤲🐺 ◆寺子屋小学部のご案内はこちらから
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