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王道の勉強習慣(4)

さて、答え合わせをして出来ている箇所と出来ていない箇所の仕分けが終わったら、ここからが本番。ここまでの作業は前置きに過ぎない。

「出来ない、覚えていない」をそのまま放置していたって、時が経てば経つほど出来ないものが増えていくだけだ。当たり前の話である。勉強する以上は、出来ないものを減らす努力をしていかなければならない。それが勉強というものじゃないだろうか。


ところが、多くの中学生が、ワークの出来なかった問題に赤ペンで答えを写すまでが勉強だと思っている。解き直しも全くせず、読めば分かるような「なんか色々細かいこと」をノートにせっせと書き写すことが家庭学習だと思っている。


丸付けすらしないのは論外。そんなのは勉強の入口にすら立っていない。

そういう子は中1の2学期にもなれば、ズルズルと転げ落ちるように成績が転落していくから、良くない習慣は早め早めに動いて直していくよう策を講じた方がいい。一度転落するとリカバリーに多大な時間と労力かかるから、初手のタイミングを見誤らないこと。


では、答え合わせのその先、「王道の勉強習慣」の五番目から。



5.反省と改善


寺子屋塾生の合言葉でもある「反省と改善」は、これまでのブログでたびたび書いてきた。要約すると、以下のような行動をいう。


(反省)

・どこで、何を、どうして間違えたのか、原因を特定すること。

・忘れてしまった知識は、教科書に戻って読み直すこと。

・解説を読んでもよく分からないことは、すぐに塾長に質問をすること。


(改善)

・誤った解き方を正して、正解の導き方を得ること。

・知らない言葉の意味は、自分で説明できるようになること。

・自己流の誤った思考パターンを修正し、正しく考えるための原理原則を覚えること。


寺子屋は、反省と改善に特に厳しい。分からないものをうやむやにしてごまかしたり、自己流のテキトーな理屈をこねて分かったフリをしていると、即座にバレて駄目出しをくらう。


分からないこと事態は全然悪いことじゃない。分からないことから目をそらして逃げることが悪いのだ。時間がかかっても、同じ所を何度もぐるぐる回っても、分からないことととことん向き合う姿勢こそが素晴らしい。



6.再演習


ワークや塾教材を演習してマークのついた問題(=出来なかった問題)は、反省と改善の後にもう一度必ず解き直すことを約束とする。そうして、出来ないものをできるだけゼロに近付けていくこと。


学校に通っている限り、一回の演習では理解できないものは次から次へと出てくるはずだから、勉強のネタには困らない。寺子屋塾生の毎日の家庭学習は、この再演習のラインまで到達することを目標としている。



7.試験前最終演習


試験前に提出義務のあるワークは、提出期限よりも余裕を持って終わらせ、残った日でこれまでの範囲の最終演習を行う。日頃の演習で間違えた回数だけマークを付けているはずなので、これを目安に復習の優先順位をつけていく。


なお寺子屋ではテスト前の日曜日に「テスト対策道場」を開催しており、試験範囲の模擬テストなどに挑戦しながら、時間の許す限り苦手な部分を潰していってテストに臨んでもらっている。頑張れ中学生!ファイトだ中学生!


・・・


以上、寺子屋塾生が守るべき「王道の勉強習慣」について説明してきたわけだが、以前の記事(もう1ヶ月前ですゴメンナサイ)でも言ったように、はっきりいってこれらは勉強する以上は「ごく当たり前」のことである。しかし、その当たり前のことを、どれだけの子が実行できているだろうか。


あるいは、もしこれらの手順を読んだ保護者が、「そうだ!良いことを聞いた!さっそく子どもに伝えてこれを実践してもらおう!」と意気込んだとして、果たしてどれだけの子が自分一人の力でそれを実行できるだろうか。きっとできない子がほとんだろう。


当たり前のことほど難しい。

基本のことほど定着に時間がかかる。

簡単に実行できるほどの行動力と素直さを持った子なら、最初から勉強のことで悩むことはない。大人だって同じようなもんだ。どうして子どもの性格を全面的に責めることができようか。


ダイエットがその格好の例だろう。痩せる方法なんて誰だって理屈は分かっていても、たった一人で食事制限や運動を継続するのは難しい。手を引いてくれる先導者の存在が必要であるように、きっと勉強も、最初はそんなものなのだ。最初は先生と一緒にスタートして、やがてそれが心身に染みこんで習慣になったとき、初めて一人でやっていける。寺子屋はそのための訓練の場である。


ちなみに、寺子屋塾生は受験期になれば、週末に1日6時間以上勉強することも珍しくない。卒業する頃には勉強の持久力は相当なものになっているから、時折保護者の方から、高校進学後も勉強習慣をキープして好成績を上げているという、嬉しい近況を聞くことがある。それを聞いて初めて、私は私の役目を果たすことが出来たのだと胸をなで下ろすことができる。講師冥利に尽きるといったところだ。



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