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負けない英語力の源って何だ(後編)

(前編より)


その生徒が結果を出せた要因は、受けた指示を確実に実行する素直さ。これに尽きるのではないかと思っている。


素直さに勝る武器はない。あらゆる努力にプラスの報いを与える。

特に音読必須というある意味で技能教科の側面を持つ英語においては、「どんな教えを受けたか」以上に「どれだけ素直に行動したか」が伸びを左右する。


単語を覚えるまで粘り続け、教科書や例文の音読を常に欠かさなかったうちの生徒が、ファッション感覚で英会話教室に通っているだけのそんじょそこらの子たちに負けるはずがない。

そう考えると、小学生から塾に通うことは決して英才教育などではないと言える。


少なくとも中学受験とは無縁の寺子屋では、勉強という“手段”を通じて塾長と楽しくコミュニケーションしながら、人の助言を素直に受け止める柔軟な心を醸成することをひとつの目的としたい。

それがやがて学年を経るごとに、“自分で学ぶ力”の強固な土台としてその子を支えてゆくはずだから。


「まだ早い」などと突っぱられることも多い、小学生からの塾通い。

いったい何を基準に「まだ」なのかはよく分からんが、そこで得られる投資的価値には、もっと注目が集まってもよいのではないかと思う。

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