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設備ではなく、システムでもなく②

まあこんな感じでいろいろと装備を揃えた結果、今まで寺子屋に通ってくれていた塾生たちがこれらを見たときには、当然喜んでくれた。


しかし、ここまで書いてきてなんだが、設備やシステムのようなハード面は勉強をする上であくまで補助の位置づけに過ぎない、ということは忘れないようにしたい。これまで私はずっとそう考えてきたし、これからもその信条が揺らぐことはないだろう。


成績が向上していくときは、きっかけはいつだって生徒自身の内発的な行動にある。時代が変わって情報通信技術が技術が進歩し、動画授業や遠隔指導が当たり前の時代になりつつ今も昔も、これだけは絶対に変わらない。


カフェのような豪華けんらんな学習スペースも、

AIを搭載したとかいう最新鋭のeラーニングシステムも、

1人1台配布されるタブレット端末も、

「君たちのやる気にスイッチを入れる超★熱血講師陣!!」でさえ、


生徒自身の内側から湧いてくる、今よりももっと良くなりたいという欲求と行動が伴わなければ、すべての設備、すべてのシステムは、陳腐な箱物、あるいは置物と化してしまう。大切なのは塾の外見(そとみ)の充実さではなく、塾生の中身の豊かさである。


※架空の塾の広告です。



言ってしまえば、生徒の内発的な行動を講師が刺激することができ、そこに紙と鉛筆と最低限の教材さえ揃えれば、塾なんてどこだってできるし、成績は伸びていくのである。設備や機材といったハードの充実は、その勉強のサイクルをより効率的にしていくための補助手段に過ぎない。


寺子屋の旧教室はいわゆる公民館教室だったため、時間的にも立地的に制約が厳しく、むろん看板やのぼり旗の設置も一切設置はできないという条件下で、細々と運営していた。

それでも少しずつ生徒を増やしていくことができたのは、ひとえに塾生や保護者の皆様の口コミの力によるものだと感じている。


他の塾にあるような設備やシステムを持たず、宣伝広告にも頼ることのできない状況下だったが、なぜ生徒を呼び込むことができたのか。自分の仕事を完全に客観的に分析できているわけではないので確信は持てないままだが、おそらく塾の価値は「そこ」にはないのではないかと思う。


教室が新しくなって、それなりの設備と環境が一応は整ったけれども、寺子屋は寺子屋。そんなことより、これまで通り基本に忠実、きわめてシンプルに、「生徒の内面からの行動」を変えていく指導を心がけていく所存です。


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