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応用問題との向き合い方と過去問について(5)

(前回の記事はこちらから


ここまでお伝えしてきたとおり、応用問題はあくまで複数の基本事項の組み合せである。

基本的なものほど、習得に時間がかかる。

基本的なものほど、理解するのが難しい。

だから基本の内容にこそ、多くの時間を割くべきである。

また、「基礎は簡単、応用は難しい」などということは絶対にあり得ない。


基本の理解すら怪しい子が数多くいる中、いくら応用問題の数をこなさせたところで、公式の暗唱と同様、他の問題への応用が利かない、その場しのぎの対処にしかならない。暗記によって乗り切った子は応用力がないから、次の新しい単元に進むと、さらなる暗記に頼ってわけが分からなくなっていく……という悪循環が始まる。それだけは避けたい。


宿題を出すなら、学年の枠にとらわれずに、それら応用問題を構成する基本概念の定着に比重を置いた課題を与える方が、本物の応用力の醸成に必要であるというのが私の考えである。本来は学校がそのような力を育てるための場所であるはずなのだが、どうも最近はテスト前にとにかく過去問、過去問。過去問をやらせれば伸びるわけではなかろうに、いささか乱暴だと感じざるを得ない課題の出し方も一部には見られる。


また、そのような学校の過去問偏重の流れに感化されてか、保護者側も焦って過去問の演習を子どもに急かしたり、難易度の高い問題を中心に取り扱う塾に対して「手厚い指導をしてくれる」と勘違いするケースも出てくる。


私が受験指導をする際、過去問を扱い始めるタイミングは生徒によってによって変えている。たとえ中1であろうと、過去問にチャレンジして良いと判断した子には早くから過去問を解かせるし、そうでない子に無闇に過去問はやらせない。


過去問を取り扱う時期が遅いと、保護者の方はやきもきした心地を感じることもあるかもしれないが、こちらはお子様の基礎学力・学習習慣・メンタル面を総合的に観察しながら、しかるべき導入タイミングを見定めている。その点、これから寺子屋をご検討いただく保護者の方にも、ご理解・ご協力を賜りたく存じます。


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